2026.09.17
顎が小さい子どもに小児矯正は必要?原因と治療方法について解説
▼目次
子どもの歯が生えそろってくると、「顎が小さいように見える」「永久歯が並ぶスペースが足りないのでは」と気になる保護者の方もいるでしょう。顎の成長や歯並びには、遺伝的な要因だけでなく、口呼吸や舌の使い方なども関係することがあります。小児矯正では、子どもの成長を見ながら、歯並びや噛み合わせ、お口の状態に合わせて治療方法を検討します。今回は、小児矯正と顎が小さいことの関係、考えられる原因や治療について、向日市の歯医者 もりした歯科医院が解説します。
1. 顎が小さいと歯並びにどのような影響がある?
子どもの顎と歯の大きさのバランスによっては、永久歯が並ぶスペースが足りず、歯並びや噛み合わせに影響することがあります。ただし、顎は成長途中にあるため、現在の大きさだけで判断せず、歯の生え方や今後の成長も見ていく必要があります。
①永久歯が並ぶスペースが不足する
永久歯は乳歯より大きいものが多いため、顎に対して歯が大きいと、十分なスペースを確保できない場合があります。その結果、歯が本来の位置より内側や外側から生え、歯列が乱れることがあります。
②歯が重なって生えることがある
永久歯が生える場所が足りないと、隣り合う歯が重なることがあります。重なった部分は歯ブラシが届きにくく、汚れが残りやすいため、丁寧な歯みがきが必要です。
③噛み合わせに影響することがある
顎の成長や上下の位置関係によっては、噛み合わせにずれが生じることがあります。歯並びだけでなく、上下の顎のバランスや歯の生え方もあわせて確認しましょう。
④成長によって状態が変化する
子どもの顎や歯並びは、成長とともに変化します。同じ年齢でも、永久歯への生え替わりや骨格の成長には個人差があるため、現在の状態だけで判断せず、今後の成長も踏まえて小児矯正の必要性を考えましょう。
顎が小さいように見えても、すぐに小児矯正が必要とは限りません。歯の大きさや生え方、顎の成長を見ながら、治療の必要性や始める時期を考えることが大切です。
2. 子どもの顎が小さい原因とは?
顎の成長や歯並びには、骨格的な要素だけでなく、成長期のお口の使い方や生活習慣なども関係すると考えられています。小児矯正を検討するときは、歯並びだけでなく、舌や呼吸などの状態も見ていくことが大切です。
①遺伝や骨格による影響
顎や歯の大きさには、遺伝的な要素も影響します。ただし、遺伝だけで将来の状態が決まるわけではありません。歯の生え替わりや顎の成長を継続して見ていく必要があります。
②舌の位置や動かし方
舌の位置や動かし方は、歯並びやお口の周囲の筋肉と関わっています。舌が適切な位置にない状態や、飲み込むときに舌で歯を押す癖が続くと、歯並びや噛み合わせに影響する場合があります。
③口呼吸などの習慣
日常的な口呼吸は、舌や唇の位置に影響することがあります。鼻づまりなどが背景にある場合もあるため、口が開いた状態が続くときは、その原因を確認しましょう。
④食事や噛む習慣
食事の内容や噛み方は、お口の機能の発達にも関わります。ただし、硬いものを食べれば顎が大きくなるとは限りません。年齢や歯の生え方に合った食事を取り入れながら、噛む習慣を身につけていきましょう。
顎の大きさには、骨格だけでなく、舌や呼吸、お口の使い方など複数の要素が関係します。一つの原因だけで判断せず、歯並びや顎の成長、お口の機能をあわせて見ることが大切です。
3. 顎が小さい子どもに行う小児矯正の治療とは?
顎が小さく永久歯が並ぶスペースが不足している場合、小児矯正では成長を利用しながら歯が並ぶための環境を整える治療を検討します。使用する装置は、顎や歯並びの状態によって異なります。
①顎を広げる装置を使用する
永久歯が並ぶスペースが不足している場合は、顎の成長段階に合わせて歯列を広げる装置を使用することがあります。取り外し式や固定式などがあり、お口の状態に合わせて選択します。
②マウスピースを使用する
子どもの歯並びや噛み合わせによっては、マウスピースを使用することがあります。装置を一定時間装着し、歯並びやお口周りの状態を整えていくことを目的とします。
③お口の使い方を整える
舌の位置や飲み込み方、口呼吸などが歯並びに関係している場合は、お口周りの筋肉を正しく使うためのトレーニングを取り入れることがあります。
④永久歯への生え替わりを見ながら治療する
小児矯正では、装置による治療を続けながら永久歯の生え方や顎の成長を確認します。永久歯がそろった後の歯並びによっては、次の段階の矯正治療を検討する場合もあります。
顎が小さい子どもの小児矯正では、歯列を広げる装置やマウスピースなどを用い、永久歯が並ぶための環境を整えていきます。治療方法は顎の成長や歯並びによって異なるため、状態に合わせて検討することが大切です。
4. 向日市の歯医者 もりした歯科医院の小児矯正について
向日市の歯医者 もりした歯科医院では、子どもの将来を見据えた小児矯正に努めています。大人になってから歯を抜く矯正が必要になる事態を避けたいという想いから、顎の成長期に合わせた早期の介入を重視。ただ歯並びを整えるだけでなく、「美味しく食べる」という生活の質を高めるためのお口の健康づくりを大切に考えています。
【もりした歯科医院の小児矯正の特徴】
小児矯正の特徴①:抜歯をしないための成長期への介入
将来的に健康な歯を抜かずに済むよう、顎の成長が活発な小学校低学年(6歳〜8歳頃)からの相談を推奨しています。上顎の成長に合わせて顎を広げることで、永久歯がきれいに並ぶためのスペースを確保し、自然な形での歯並びの改善を目指します。
小児矯正の特徴②:状態に合わせたオーダーメイドの装置選択
一人ひとりの顎の状態や成長スピードに合わせ、適切な装置を選択します。顎を広げるためのクワードヘリックスや急速拡大装置、取り外し可能なマウスピース型のプレオルソなど、複数の選択肢から歯科医師が判断し、子どもへの負担を抑えた計画の立案に努めます。
小児矯正の特徴③:予防から矯正まで一貫した継続管理
地域の歯医者として、むし歯予防や定期検診と並行して矯正の経過を観察できる点がメリットです。お口全体の健康状態を把握しながら進めるため、矯正期間中のむし歯のリスク管理や、歯ぐきの状態変化にも柔軟に対応できる体制を整えています。
向日市で歯医者をお探しの方や、西向日周辺で小児矯正に関心のある方は、まずはご相談ください。適切な時期に始めることが、子どもの将来の健康につながります。
まとめ
子どもの顎が小さい場合、永久歯が並ぶスペースが不足し、歯の重なりや噛み合わせのずれにつながることがあります。その背景には、遺伝や骨格のほか、舌の位置や口呼吸、お口の使い方など、さまざまな要素が関係しています。小児矯正では、成長途中の顎や歯の生え替わりを見ながら、治療が必要か、いつ始めるかを考えていきます。顎の大きさだけで判断せず、歯並びや噛み合わせ、お口の機能もあわせて見ることが大切です。小児矯正や子どもの顎が小さいこと、歯並びの治療についてお悩みの方は、向日市の歯医者 もりした歯科医院までお問い合わせください。
監修
もりした歯科医院 院長 森下 徹(もりした とおる)
【経歴】
平成 8年 洛星中学校 卒業
平成11年 洛星高等学校 卒業
平成17年 国立大阪大学歯学部 卒業(歯科医師免許取得)
平成17年 医療法人 翔己会 かい歯科 勤務
平成21年 同法人 南茨木プラザ歯科 医長 就任
平成24年 もりした歯科医院 開業
【所属学会・スタディーグループ】
・明石矯正研修会
・GPO(General Practice Orthodontics)
・顎顔面矯正治療研究会
・日本口腔インプラント学会
【修了セミナー】
・明石矯正研修会 レギュラーコース
・明石矯正研修会 アドバンスコース
・GPO矯正コース
・顎顔面矯正治療コース
・3iインプラントコース
・補綴(セラミック)における支台歯形成コース
・FAPホワイトニングセミナー
【専門分野】
・一般歯科
・小児歯科
・矯正歯科
・インプラント治療
・補綴治療(セラミック)
・予防歯科
