2026.04.20
セラミックの種類と違いは?治療内容とメリット・注意点
▼目次
むし歯や歯の欠けをきっかけに、詰め物や被せ物の素材としてセラミックが検討されることがあります。セラミックにはいくつかの種類があり、素材ごとに見た目や強度、適した治療内容が異なります。それぞれの違いを理解しておくことで、ご自身に合った選択がしやすくなるでしょう。今回は、セラミックの主な種類や治療内容、メリット・注意点について、京都府向日市の歯医者 もりした歯科医院が解説します。
1. 当院で使用しているセラミックの主な種類と違い
①ジルコニア
高い強度を持つ素材です。
メリット:強度が高く、奥歯など噛む力が強い部分にも使用されやすい特徴があります。
デメリット:加工の難しさから、費用が高くなる傾向があります。見た目はやや単調になりやすく、色調の再現には調整を要する場合があります。
②e.max(イーマックス)
透明感に優れたガラス系セラミックです。
メリット:高い審美性を持ち、天然歯に近い透明感があるため、前歯など見た目が重視される部位に用いられます。
デメリット:ジルコニアほどの強度はなく、強い力がかかる部位には不向きなことがあります。
③VITA®エナミック
セラミックとレジン(樹脂)を混ぜたハイブリッド構造の素材です。
メリット:適度なしなやかさと強度を両立しており、噛み合う歯への負担を抑えやすいとされています。
デメリット:透明感や色調はジルコニアやe.maxほどではない場合があります。また、長期間の使用で変色や摩耗がみられることがあります。
素材ごとに適した用途があります。見た目だけでなく、強度や噛み合わせの状態も踏まえて選ぶことがポイントです。
2. セラミックの治療内容と形態
セラミック治療は、欠損の大きさや部位、求められる機能に応じて最適な形態と素材を選択することが重要です。当歯医者では、審美性と機能性の両立を目指し、以下の素材を用いた修復を行っています。
① インレー(詰め物)
部分的に歯を補う方法です。素材には、セラミックと樹脂の特性を併せ持ったハイブリッド素材「エナミック」を採用しています。
特徴:天然歯に近い硬さ(摩耗性)を持ち、噛み合わせの相手の歯を傷つけにくいのがメリットです。適度な弾性があるため、衝撃を吸収しやすく、割れにくい特性があります。
② クラウン(被せ物)
歯全体を覆う治療法です。部位によってかかる圧力や目立ちやすさが異なるため、素材を使い分けます。
大臼歯(奥歯)/ジルコニア:「人工ダイヤモンド」とも呼ばれる高い強度を持つジルコニアを使用します。強い力がかかる奥歯でも、破損のリスクを抑えながらしっかりと噛む機能を回復します。
前歯/イーマックス(e.max):透過性と美しさを備えたニケイ酸リチウムガラスセラミック「イーマックス」を使用します。天然歯のような自然な色調再現が可能で、前歯の審美修復に適しています。
③ ラミネートベニア
歯の表面を薄く削り、セラミックを貼り付ける方法です。
素材:前歯のクラウン同様、イーマックスを使用します。薄いシェル状でありながら、歯と強固に接着することで、変色した歯の色を隠したり、形を整えたりするのに有効です。
④ ブリッジ
欠損した歯の両隣を支えにして、連結した人工歯を装着する治療です。
素材:複数の歯を支える構造上、高い耐久性が求められるため、ジルコニアを選択します。たわみが少なく強靭なため、長期間にわたって安定した橋渡し(ブリッジ)が可能です。
⑤ 土台との組み合わせ
被せ物の内側に入れる土台(コア)も重要です。
ポイント:透過性の高いイーマックスや、光を通すジルコニアの美しさを引き出すため、金属を使用しない「ファイバーコア」などの選択肢があります。金属アレルギーの心配がなく、歯根破折のリスク軽減にもつながります。
3. セラミックのメリットと注意点
セラミックは見た目の改善を目的に選ばれることが多い素材ですが、注意点も理解しておくことが大切です。
<メリット>
①自然な見た目に近づけやすい
透明感や色調の再現性があり、周囲の歯となじみやすい特徴があります。見た目の自然さを重視する方にも選ばれることがあります。
②金属アレルギーのリスクを抑えやすい
金属を使用しない種類であれば、金属イオンの溶出による影響を避けやすくなります。金属アレルギーが気になる方にも検討されることがあります。
③変色しにくい
陶材は吸水性が低く、飲食物による着色が起こりにくい素材です。長期間使用しても色調を保ちやすいとされています。
<注意点>
①割れや欠けの可能性がある
強い衝撃や歯ぎしりがある場合、破損することがあります。マウスピースの装着など、対策が必要になることがあります。
②自費診療となるケースが多い
セラミック治療は保険適用外となることが一般的です。費用や保証内容について事前に歯科医師から説明を受け、理解したうえで選択することが求められます。
セラミックには見た目や機能面のメリットがありますが、素材ごとの特性や注意点を理解することが大切です。歯科医師と相談し、ご自身に合った方法を検討しましょう。
4. 京都府向日市の歯医者 もりした歯科医院のセラミック治療
京都府向日市西向日にある歯医者「もりした歯科医院」は、阪急京都線「西向日駅」から徒歩2分の場所にある歯医者です。「痛い」「怖い」という従来のイメージを変え、地域の皆さまが安心して通える歯医者づくりを目指しています。見た目と機能の調和を考慮した治療を大切にしており、その一環としてセラミック治療に注力しています。
<もりした歯科医院のセラミック治療の特徴>
➀最短1日のセラミック治療
セレックシステムを導入しています。コンピュータによる設計・製作を院内で行い、効率的かつ精度の高い詰め物・被せ物の提供を目指しています。※症例によっては当日に治療が終了しない場合があります。
➁バリアフリー設計と通いやすい環境
入口から診療室まで靴のまま入室可能で、車椅子やベビーカーでも利用しやすい環境です。また、お子様連れの方もご安心いただけるよう、キッズスペースも備えています。
➂セラミック治療からの予防・メンテナンス体制
セラミック治療後のメンテナンスを重視しています。
セラミック素材自体はむし歯になりませんが、メンテナンスを怠ると周囲の歯がむし歯になる可能性があります。定期的な健診やクリーニングを通して、患者さんの健康維持に取り組みます。
➃患者さん担当制による継続的なサポート
一人ひとりに担当の歯科衛生士がつき、継続的に口腔内の管理を行える体制を整えています。
京都府向日市西の歯医者「もりした歯科医院」は、セラミック治療をはじめとした診療を通じて、地域の皆さまのお口の健康を支えていくことを目指しています。「銀歯を白い歯に替えたい」「通いやすい歯医者を探している」という方は、京都府・向日市の当院へご相談ください。
まとめ
セラミックには複数の種類があり、見た目の印象だけでなく、強度や適した治療内容、費用面などもそれぞれ異なります。詰め物や被せ物など治療方法によって選択肢が変わることもあるため、歯の状態や噛み合わせを踏まえて検討することが大切です。メリットだけでなく、割れや欠けの可能性などの注意点についても理解しておきましょう。セラミック治療についてお悩みの方は、京都府向日市の歯医者 もりした歯科医院までお問い合わせください。
監修
もりした歯科医院 院長 森下 徹(もりした とおる)
【経歴】
平成 8年 洛星中学校 卒業
平成11年 洛星高等学校 卒業
平成17年 国立大阪大学歯学部 卒業(歯科医師免許取得)
平成17年 医療法人 翔己会 かい歯科 勤務
平成21年 同法人 南茨木プラザ歯科 医長 就任
平成24年 もりした歯科医院 開業
【所属学会・スタディーグループ】
・明石矯正研修会
・GPO(General Practice Orthodontics)
・顎顔面矯正治療研究会
・日本口腔インプラント学会
【修了セミナー】
・明石矯正研修会 レギュラーコース
・明石矯正研修会 アドバンスコース
・GPO矯正コース
・顎顔面矯正治療コース
・3iインプラントコース
・補綴(セラミック)における支台歯形成コース
・FAPホワイトニングセミナー
【専門分野】
・一般歯科
・小児歯科
・矯正歯科
・インプラント治療
・補綴治療(セラミック)
・予防歯科
